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日本語で生きる事について。 [日記]

最近日本語について考える事があり、それをちょっと書こうと思います。
今の日本で生きる人間は、ある程度ポジションを自覚する事が必要になるなと思いました。

私は、世代的に、一言も英語喋らないうちに社会人となった古い時代の人間です。自助努力もしなかったのでヘタクソですが、商売は海外中心ですから必要に迫られて使ってきました。小さな失敗を積み重ねなんとかやりおおせる程度にはなった。

職場の公用語とまでは行かなくても、最早国内だけの仕事は少ないだけでなく、顧客や同僚が外国人である事も多く、外国語を使う機会は多いと思います。今の2〜30代は、仕事をする前から外国語を使うのがある程度の常識になり、中年も後ろに差し掛かる私は、彼らを眩しく見ております。

彼らや今の環境を見ると、言語の習得はもっと気楽に臨んで始められるものであったよなと後悔もするものの、よくよく思い返すと、昔は大きなデバイドがあった。それをちょっと先に説明します。

今は働く前から、自分の事を普通に英語で伝え、海外に滞在してもそれなりにやれる人は多いですが、昔の商社等一部企業以外はそれよりずっとレベルが低かったのです。私が働く直前の80年代までは、例えば私が入った会社の場合、英語屋さんと実業の人間は明確に別れておりました。

英語屋は、まだかなり少なかった帰国子女や、マーケティング系の海外赴任者の勤めです。御巣鷹山事件直後のプラザ合意までは、ドルは360円とは言わないまでもそれくらいの感覚ですから、当然赴任者は社会の一定の階級の方が多かった。
私が入社した時に、ペラだった方々は、全員が全員、外務省の職員、某都銀の頭取、商社、作家、資産のある方等のご令嬢、ご子息だった。本当ですよ。ESSやYMCA等の独自で学んだ人々は仕事の現場では相当珍しい人で、語学能力はなんらかの出自の経験に基づいていました。

一方、私が大学に入る前のバックパッカー達、これは出稼ぎ、移民寸前のノリから特権階層の文化的先端を行くワンダーフォーゲルと言いますか、つまりガチか特権かでやはり少なかった。社会文化的にも貴重ですから、存在そのものが平凡、マガジンハウス直結で、憧れの存在。その実ベトナム戦争の印象を改善する為の商務省のプログラムや、ソフトパワー戦略に乗せられた人材であったりしました。

私が大学生だった80年代の終盤から90年代入った頃ですが、漸くパックの海外旅行が安くなり、安価なアジア方面では少しニューアカ気味のリベラル系バックパッカー等がクラスに一人、二人出始めた頃です。
その当時でも、まだネットもPCも無い。つまり容易く触れられる英語の環境は、周囲に全く無い状態だった。今の若者には殆ど想像ができないと思いますが、日常触れる事が出来るのは、FENと、MTV、洋画のレンタルビデオくらいだった。

そんな中ですから、英語屋さんでない実業側社員は、名詞を繋げてボディランゲージで特定の話題に関してなんとかやりおおせるのが平均値くらい。今から考えると信じ難いでしょうが、これが90年代の始めです。

大事な事実なのですが、言い方を変えればビジネスも学問も大概の事は全て日本語で済む時代だったのです。むしろ、他国語で得たアセットを、日本語下に積み上げる事、それが当たり前の時代だったんです。それが大きく変わったこの20年くらいだった、という事です。

その後、今の様に本気で誰でもが英語で仕事をやらないと行けない時代になる前、楽天の英語公用語化で皆が想起したり、笑ったりしたノリが、15年前のグローバル企業では起っていた。そうすると、日本らしく中途半端なマジョリティ集合が出来る。

この「日本人村の英語ムード」とでも言うべき物がやっかいで、なんというか、欧米への卑屈さと自己承認欲求と日本企業のヒエラルキーへの服従に開き直りの大和魂が交じったような、ネトウヨ的な、あかんヤツでした(笑
一時期の海外のビデオ等の滑稽な日本人像は、この辺りがモデルです。未だにこの世代でその後も変わらなかった人員が、役無しだけどムゲにも出来ない感じで少し残っていて、まるで、言うだけ番長だった明治維新終了後の勝海舟の様に老害と煙たがられています。

若い人にはきっと、へえー的な話しでしょうが、20年でこんな変化があった。ちょっと長くなるので一旦切ります。

タグ:日本語
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